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2014年08月07日

靴のできるまで 3(ゲージの作成)

3回目となるシリーズ「靴のできるまで 2014」。初回に書き忘れましたが、この靴作りの工程はスタンダードラインのものになります。カジュアルラインの靴作りはまた違ったものになりますので、いつか機会があったらそちらも書いていきたいと思います。

さて、前回は木型の補正まででしたね。
補正が終わったら、木型の中心線を引きなおします。
木型の中心線は、木型屋さんから送られてきた段階ですぐに引くことにしていますが、切削するとその線も部分的に消えてしまうので、それを改めて引き直すということです。

その後、ゲージを作成します。
ゲージというのは、パターンを引くときの原型になるものです。
立体である木型を一度、平面にする作業と言っても良いと思います。

gauge01.jpg
B4程度の大きめの紙を用意し、それを木型の外側にあてて、中心線〜履き口〜踵中心線のラインといった具合に、それぞれのラインを確認しては切り出していきます。手を動かせば簡単なのですが、言葉で説明するのはなかなか難しいところです。

gauge02.jpg
外側が終わったら次は同じように内側も。
足もそうであるように、靴、そして木型も、中心線から外側と内側では、形も面積も違うため、両方の形を採っていく必要があるのです。

gauge03.jpg
両方の形を採り終わったら、それを一枚にまとめます。
ゲージはパターンを引く毎にコピーして繰り返し使うので、その際にわかりやすいように茶紙(ちょっとシワシワですが革を購入した際の包装紙です)で作ります。内側外側を重ねて描き、パターンを引くときの補助線を入れたものがゲージになります。

全ての工程において言えることですが、ゲージの採り方も職人さんによって色々と異なりますので、その内のひとつということで、参考にしていただければと思います。

posted by cacica at 20:45| 靴のできるまで 2014-16