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2014年08月27日

靴のできるまで 4(パターン〜展開〜型紙)

少し間があいてしまいましたが、前回はゲージの作成まででした。この段階ではまだ靴らしいものは何も出てきてはいませんが、靴作りにおいてはとても重要な工程です。いくら丁寧にキレイな靴を作っても、木型とゲージのいずれかでも合っていなければ履きやすい靴にはならないからです。

さて、では続きから。
ゲージから型紙までは、各工程でバックアップをとるため、コピーをしながら進めていきます。

pattern01.jpg
ゲージが出来たらそこにパターンを引いていきます。今回はフルブローグです。
私の場合、先に補助線を何本か引いて、それを元に実際の靴のラインを描いていくようなやり方をとります。フルブローグの場合、ラインが多いので、線と線の関係を常に意識して、無理なカーブなどがないように心がけます。

pattern02.jpg
パターンが引けたら切り出して、展開していきます。
適当な大きさの茶紙を半分に折ったら、そこに切り出したパターンを乗せ、目打ちやルレットを使って内側・外側それぞれののラインを写していきます。

pattern03.jpg
広げて切り出すとこんな感じ。
このままこれを型紙として切り出しても良いのですが、念のため、木型にきちんと沿うか確認します。

pattern04.jpg
木型に釘で打ち付けて履き口がピタリと沿えば、革でアッパーを作ってもしっかりとしたものができます。沿わない場合は微調整をします。

katagami01.jpg
展開したパターンが木型に沿ったら、つり込みの時に使う余白を足してパーツ毎に切り分けて、型紙の完成です。紐穴やブローグの穴は型紙にもあけておきます。

katagami02.jpg
こちらが表型。普通に靴を履いていて見える表側の型紙です。
メダリオン(つま先部分の穴飾り)は形や位置の変更等があるかもしれないので、別に用意します。

katagami03.jpg
こちらが裏型。足に触れる裏側の型紙です。
表のようにパーツ毎に切り分けると縫い目が足にあたったり、そこからほつれたりするので、パーツは最小限に抑えます。タン(ベロ)は表型と兼用です。


posted by cacica at 06:33| 靴のできるまで 2014-16