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2015年12月03日

靴のできるまで 16(ウェルトの処理〜中物詰め)

不定期連載のシリーズ「靴のできるまで2014〜2015」、前回はスクイ縫いが終わったところまででしたので、今回はその後の処理からです。

welt_after.jpg
ウェルトを縫いつけた後は、アッパーの不要になった部分を包丁とハサミを使ってさらっていきます。

hatimaki01.jpg
長めに残ったウェルトは…。

hatimaki02.jpg
濡らしながら釘で踵部分に打ちつけていきます。
ハチマキという別のパーツを使うのが一般的ですが、こちらの方が手間がかからないので、私はこの方法を採用しています。これがヒールの土台になるので、キレイな形になるように。

tataku.jpg
ウェルトがぐるりとついたら、巻き上がった癖を直し、繊維を締めるため、ポンポンで叩きます。

kokuri.jpg
さらにウェルトが水平になるように表側からコクリ棒で擦っていきます。

flat.jpg
前からみるとこんな感じ。まあまあ水平でしょうか。

afer_welting.jpg
全体はこんな感じ。

otosi01.jpg

otosi02.jpg
ウェルトが整ったら、底面の段差をならしていきます。
まずは中底加工の際にとっておいた「おとし」を元に戻して平らにします。
この段階で、中底を固定していた釘は抜いておきます。

shank.jpg
その後、シャンクを貼り付けます。
シャンクは、靴の底面後ろ半分をしっかりと支える金属でできたパーツです。
金属と革は接着相性があまり良くないので、綿テープでグルグル巻きにしてから貼り付けます。

nakamono01.jpg
ウェルトで囲まれた部分、シャンク以外の所は一段下がったようになっているので、その段差をなくすため、中物を貼り付けていきます。フェルト等が使われることもありますが、コルクが一般的です。
練りコルクを使う方もいますが、私はシート状のコルクを使っています。

nakamono01.jpg
型紙を作って…。

nakamono02.jpg
シートコルクを切り出します。
細かく分けているのにあまり意味はありません。型入れの際の歩留りをいくらか良くするためです。

nakamono03.jpg
貼り付けてから、キヤスリで削ってなだらかにします。

posted by cacica at 23:19| 靴のできるまで 2014-16