instagramでも靴製作の様子などご紹介しています。
  アカウントを持っていなくてもご覧いただけますので、よろしければこちらも是非、のぞいてみてください。
  →→instagram

2015年12月14日

靴のできるまで 17(ミッドソール貼り付け〜ダシ縫い準備)

今年中には完結させたい、シリーズ「靴のできるまで」、ようやくソールまわりの作業に入ります。

今回はミッドソールの貼り付けから。
工房で製作している靴では実際に接地するアウトソールにゴム素材のものを使っています。
ミッドソールというのは、それを貼り付けるための下地のようなもの。

midsole01.jpg
素材は踵芯と同じく3ミリ厚の床革です。
ウェルトの輪郭を採って型紙を作り、少し大きめに切り出します。

midsole02.jpg
ウェルト部分に接着します。
この接着はこの後に縫うための仮留めなので、使う接着剤は底付け用ではなく、それよりも弱いアッパー用。修理のことを考え、コルクには塗らないようにします。

midsole03.jpg
余分な部分をグラインダで削りまわします。
ソール側からみて注意するのは、ヒールが付く部分。
ここでヒールの形が決まるので、内外で線対称になるようにしていきます。

midsole04.jpg
同時にアッパー側からもきれいに見えるラインを目指します。
つま先からボールまではいくらか広めに、ウエストは絞って、ヒールまわりは修理を繰り返すことを考えて、少しだけ広く。


ミッドソールの形が整ったら、ダシ縫いの準備に入ります。

midsole05.jpg
ウェルトの表側には縫っていくラインとピッチをマークしていきます。
アッパーの輪郭に沿うようにラインを引いて、ピッチを刻みます。

midsole06.jpg
ピッチを刻むのに使うのはディバイダー。
サイズにもよりますが、スタンダードラインのピッチはだいたい4ミリに設定しています。

midsole07.jpg
ミッドソールのヒールラインより前には、糸が収まる溝を切ります。

midsole08.jpg
これが溝を掘るためのステッチンググルーバー。

準備ができたら、次はダシ縫いをかけていきます。

posted by cacica at 21:32| 靴のできるまで 2014-16