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2016年01月22日

靴のできるまで 18(ダシ縫い〜ソール貼り付け)

年が明けてしまいましたので、シリーズ名を「靴のできるまで2014-16」と改めて、靴作りの工程紹介を続けていきたいと思います。

前回までで、ミッドソール(アウトソールの下地)を貼り付けてダシ縫いの準備をするところまで進んだので、今回はダシ縫いを実際に縫っていくところから。

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ヒールのラインのところから縫い始めます。
穴をあける道具はダシ針で、糸は化繊のものになりますが、穴あけ・糸の通し方はスクイ縫いと同じです。ウエスト部分は幅を狭く絞ってあるので、水を打ってソールをおこしながら縫い進めます。

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表から見たところ。
ウエストより前の部分は、つり込んだアッパーの輪郭に縫い目が沿うようになります。

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反対側のヒールラインまで縫ったらおしまい。
右下にあるのがダシ針です。

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ヒールの部分はウェルトを巻くときと同じく釘で固定します。
ヒール部分に打ち込んだ釘は、この釘も含めて、全て木型の鉄板によってアタマがつぶれるため、足に刺さるようなことはありません。

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ミッドソールがついた状態。
この時点で、おこしたウエスト部分はポンポンで叩き戻して平らにしておきます。

sole01.jpg
デザインテープでアウトソールの型を採ります。
以後の作業は貼る→削るの繰り返しが続くだけとも言えますが、ズレが出やすい工程でもあるので、誤差をいかに少なくしていくかが作業のポイントになります。

sole02.jpg
それを元に、ゴムのソールを切り出します。
アウトソールの厚みは4ミリに設定しています。(オプションで厚くすることも可能です。)

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この後ヒールを接着する部分の接着強度を上げるため、グラインダで凹凸をならしておきます。
Cacicaの靴は、つま先部分を革仕様にしているため、つま先は斜めに削ります。

sole04.jpg
本体と接着していきます。
接着相性を良くするため、まずはプライマー(接着下処理剤)を塗ります。

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その後に底付け用接着剤を塗布。
ミッドソールは革で接着剤を吸収しやすいため、二度塗りします。
少し待って、ドライヤで熱活性させてから、接着します。

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接着して、ミッドソールに合わせて削りまわしたところ。

ようやく完成が見えてきました。

posted by cacica at 22:35| 靴のできるまで 2014-16