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2010年10月05日

靴のできるまで その6

今回はすくい縫いから。

下穴はあけてあるし、アッパーとの兼ね合いも考えて設定してあるので、後は縫うだけなのですが、ウェルトがうまくかからないとその後のソール周りにまで響いてくるので、やはり気を使う工程です。

dekirumade13.jpg

釘抜きで釘を抜きつつ、すくい針を刺してウェルトにまで穴をあけて、そこに両側からチャンを擦り込んだ糸を通し、左右から一気に引っ張って縫い付けていきます。

dekirumade14.jpg

ウェルトがかかったところ。
踵から前はすくい縫いですが、踵部分はからげ縫い。
ウェルトも釘で打ちつけています。



次はミッドソールをつける準備。

中底のリブの隙間は、リブを彫ったときに取っておいた端片を元に戻して平らにします。

それから、シャンクをつけます。
シャンクというのは、靴を横からみたときに地面・ヒール前部垂直ライン・ソールの作る三角の空間が履いた時に沈まないように支える、靴の背骨のようなパーツです。
色々な材質のものがありますが、工房では金属製のものを使っています。
金属と革だと接着の相性があまりよくないので、布の補強テープを巻いてから接着します。

dekirumade15.jpg

あとは、ウェルトを付けたことによってできてしまった内側との段差をコルクを使って埋めていきます。
板コルクを貼って、凹凸がないように滑らかにヤスリで整えます。コルクは履いたときに適度なクッションの役割を果たします。

コルクの表面が整ったら、ミッドソールを切り出して貼り付けます。
ミッドソールは踵芯と同じく床革を使っています。

つづく。

posted by cacica at 21:53| 靴のできるまで 2010