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2010年10月06日

靴のできるまで その7

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ミッドソールを貼り付けたら、表から見て靴本体からウェルトが適度に出るように切り回していきます。
表から見るだけでなく、底面から見てソールの形がキレイになるよう気を配ります。


ミッドソールの形が整ったら、次はダシ縫い。
ウェルトとミッドソールを縫い付けていく工程です。
縫う前に、表にはピッチをマークして、底面には糸の収まる溝を掘っておきます。

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縫っている途中。
ダシ針という道具で下穴をあけながら、両側から糸を通し、ウェルトとミッドソールを縫いつけます。
糸は化繊の靴用手縫い糸を使っていますが、麻糸にチャンをひいたものに変更しようか検討中です。

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縫い終わったところ。
踵の部分は釘で固定。
ウェルトを留めたときもそうですが、釘の頭は木型についている鉄板で潰れるので、足に刺さることはありません。

このように、ハンドソーン・ウェルテッドという製法は底付け時に二度、手縫いの工程があります。
ひとつは本体とウェルトを縫いつけるすくい縫い。
もう一つはウェルトとソール(ミッドソール)を縫いつけるダシ縫い。
靴本体ソールの間にウェルトを挟むことによって、ソールが傷んだ際、交換しても本体に影響なく修理することができるのです。

ダシ縫いが終わったら、履いたときに返りがよくなるように、なるべく硬さを感じないように、ミッドソールの屈曲部に革包丁でいくつか浅く切り込みを入れておきます。足や体格によっては入れない場合もあります。

つづく。

posted by cacica at 23:18| 靴のできるまで 2010