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2010年09月07日

靴のできるまで その3

型入れ・裁断と前後して、一晩置いた中底の成形も進めていきます。

dekirumade06.jpg

チューブを外すと中底が木型に沿っているので、余分な部分を切り回します。これも革包丁を使います。
革の厚さや硬さによって包丁を使い分ける職人さんもいますが、私は1種類のものをずっと使っています。


切り回したら、ウェルト(靴の回りに出ている薄い帯状の革・底付けに使用)を縫いつけるための加工をしていきます。

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革包丁で凸状のリブと呼ばれるものを彫り出して、そこにすくい針という道具で下穴をあけていきます。
慣れると下穴はあけないようですが、私はあけています。むしろ慣れてしまうとやめるタイミングが難しいです。

削り取った一部(内周の分)は、ウェルトを縫いつけた後に元のように貼り付けるので、取っておきます。

どんな風になっているかわかりにくいと思いますので、一度、木型から外してみましょう。(本当は外さずに進めます。)

dekirumade08.jpg

滑らかに見えるのが足が乗る面になります。汗を吸いやすいように、そして劣化しないように、グラインダを使って革の表面を荒らしてあります。木型の跡がついていますね。裏返すと、リブがある面。

製法によって異なってくるところですが、ハンドソーン・ウェルテッド製法で作る靴の中底はこんな風になっています。

つづく。

posted by cacica at 22:48| 靴のできるまで 2010