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2014年05月10日

ヒールまわりの仕上げ

ヒールの積み上げ部分は木と思っている方も多いようですが、Cacicaの靴では厚くて硬い革でできています。削りから仕上げの工程を、順を追って見てみましょう。

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トップリフト(ヒールの接地面のゴム)をつけたらまとめてグラインダで削りまわし、整えます。
この段階では、まだ革の繊維が確認できるかと思います。

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インクを塗ります。なるべく斑が出ないように。
そして革の表情を損なわないように薄めに。だいたい二度塗りで済ませます。

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ロウをコンロで溶かしながら、塗りつけていきます。

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コテを温めます。
ヒール部分とコバ(靴の周りに出ているバンパーのようなところ)部分で2種類を使い分けます。

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コテをあてて塗りつけたロウを染み込ませていきます。
熱すぎると焦げてしまい、ぬるすぎるとロウが入っていかないので、適温で。
適温かどうかは、水滴を垂らし、その蒸発の具合で確認します。

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余分なロウを布でゴシゴシとふき取ると、ツヤが出ます。
見栄えが良くないので、ゴム面のロウもふき取って、完成です。

コテをあててロウを溶かしこんでいくのは、見栄えよくするためというのもありますが、それよりも、強度を高めるといった意味合いが強いです。

posted by cacica at 23:34| 靴のこと・道具のこと