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2014年07月29日

靴のできるまで  2(木型の補正)

先日からスタートした「靴のできるまで 2014」、採寸をした後の工程を書き進めていきます。

採寸が終わったら、採寸シート(ノート)で確認しながら使用する木型のサイズを決めて、木型の補正をしていきます。木型といっても最近は湿度による誤差やコストの関係から、プラスティックでできたプラ型を使うことが多いです。

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補正のやり方はかなりアナログで、採寸シートに描かれた足の輪郭の上に木型を乗せて、接地面や輪郭等の描線と足囲のそれぞれの数値を参考に、細くする箇所はヤスリで削り、ボリュームを出す部分は厚めの革を貼って包丁で形を整えて、ということを繰り返してお客さまの足に合わせた木型を製作します。

この時もやはり採寸の時と同様に、数値だけではなく足の形や関節の柔らかさ、印象等も加味していきます。

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補正が終わった木型。
オーダーの靴の場合、大きさや形は左右の足で違います。

posted by cacica at 22:30| 靴のできるまで 2014-16

2014年07月25日

靴のできるまで 1(採寸)

2010年に「靴のできるまで」というタイトルで靴作りの工程を紹介した記事を書きました(右カテゴリ参照)が、その時と今では変化してきているところもありますし、工程をもう少し詳しく追ってみるのも面白いので、「靴のできるまで 2014」として、改めて靴作りの工程紹介の記事を書き進めてみることにしました。どれくらいの長さになるかわかりませんが、気長にお付き合いいただければと思います。

saisun01.jpg

オーダーの靴作りは、お客さまの足を採寸するところからはじまります。
使用するのは、A4のノート(罫線のないもの)、大人の鉛筆(使い慣れた筆記具)、メジャー、ノギスです。
これらの道具を使って、足の輪郭や接地面、土踏まずのカーブなどを描き、メジャーやノギスで足囲や高さ、厚さなど、決まった箇所の数値を採っていきます。また、甲や足の裏の特徴をチェックしたり、足を手で揉み柔らかさをチェックしたりもします。

採寸は立った状態、座った状態、足を浮かせた状態で行い、それぞれの数値と、お客さまが普段履いている靴のフィット感を勘案して、最適な数値を導き出していきます。

採寸というと数字に目が行きがちですが、足が持つ印象をしっかりと目に焼き付けておくことも大切です。

その2につづく。

posted by cacica at 22:02| 靴のできるまで 2014-16